保険者証と通知書

保険者証と通知書

「雇用保険の保険者証」のところで、保険者は、被保険者証といっしょに取得確認通知書というものも同時に受け取ることになる、と述べました。この取得確認通知書は、いったい何の意味をもつのでしょうか?被保険者証だけで、事は済んでしまうのではないのでしょうか?せっかくですから、この取得確認通知書が配布される「意味」についても、学んでおきましょう。
取得確認通知書というのは、その名のとおり、雇用保険の資格が取得されたことを、保険者に通知するものです。この通知書は、2011年以前には交付されていないものでしたが、法改正によって、企業はその公布を義務付けられました。なぜ、義務づけられたのでしょうか。
それは、事務手続き上の効率性から、企業が慣習的に、雇用保険の保険者証を労働者に配布していなかったことから生じるトラブルを、解消するためです。それはどういうトラブルかというと、雇用保険に加入していたと思い込んでいた労働者が、会社を退職していざ蓋を開けてみると、加入していなかった、というもの。雇用保険の保険者証が労働者に一律に配布されていれば、こういうトラブルも起こり難いはずです。ただ企業の側は、諸々の手続きの際に、労働者から保険者証の提示を求めたり、紛失した場合の再発行を行う手間が煩わしいために保険者証を会社で保管するということを通例としてきました。
このような背景から、労働者の利益と、企業の側の手間を考慮して、折衷的なものとして取得確認通知書という書面が公布されるにいたったのです。

失業中の方のお役立ち情報

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする